高齢者の夢精とED治療薬について

何事にも個人差があるように、高齢者の性のニーズも多様性がある。

近年高齢者の利用が増えたためにシニア割引を始たり、バリアフリー化するラブホテルも増加している。ED治療薬を処方する人の40%近くが65歳以上の男性であるという病院もある。老齢年金で熱心に性風俗店に通う高齢者の姿も珍しくない。

反対に高齢者の夫婦間で性生活を求めてくる夫を毛嫌いし、介護施設へ入所させてほしいと懇願する高齢の妻もいる。

更年期を迎えた女性は一応に閉経を伴い、同時に女性ホルモンの分泌が減少し、愛液の分泌も減少する為、性交時に痛みを伴う事が多くなる。

男性は更年期を迎え男性ホルモンは減少するものの、性への関心があれば、精力剤やED治療薬を服用すれば勃起もするし、性交渉も問題はないが肝心の妻に受け入れてもらえない事が多い。

高齢の妻からすれば、セックスに対する興味も薄れている中、孫もいるのに・・・等世間体を気にする傾向もあり、高齢の夫は仕方なく性風俗に走るかオナニー(自慰行為)をするか或いは我慢を余儀なくされる。

高齢者でも我慢をし過ぎると稀に夢精をしてしまう人もいるようで、高齢になっての夢精は恥ずかしいものがあるので自分で汚れたパンツを洗う事にもあるでしょう。

夫婦間の性のギャップと行き場のない欲求は切実なものです。

逆に更年期を迎えた女性でも今までと変わらずセックスをしたくなるし、愛液は少なくなっても、市販の潤滑ジェリー等で性行為(2~3回/月)を楽しむ方もいます。

高齢になっても、性欲が強い妻を持った旦那さんはED治療薬や精力剤で年老いた妻の相手をしなければならずこれも辛いものがあります。

これからも日本の高齢化は更に進んで行きますが、この様な問題は殆んど表に出て来ることはありません。

しかし現実問題として認識を広め、社会的レベルでの問題の取り組みをしていかなければならないと痛感します。

参考文献

https://dot.asahi.com/wa/2016110200250.html

https://synodos.jp/welfare/21421/2

 

ジェネリック医薬品とは

特許期限が切れになった先発医薬品の特許内容を基に作られる。

同じ有効成分の医薬品でも後発医薬品は複数存在し、その商品名は会社によって異なる。医薬品の有効成分は一般名 (generic name) で表せるので、欧米では後発医薬品を処方するのに一般名を用いることが多い。そのため後発医薬品に対して「ジェネリック医薬品」という名称が一般的になっている。

ジェネリック医薬品は先発品と同じ成分、薬効でありながら、安価で販売が可能である。理由は、先発医薬品のように最初から医薬品を開発する必要がないため、莫大な開発費用が必要ない。先発医薬品の場合、発売後も薬効及び安全性を証明しなければならずコスト高になるのが一般的。ジェネリック医薬品の場合、効き目や安全性は先発医薬品と同等である事が分かっているので、不必要なコスト負担を減らせる事ができる。したがって、使用者が負担する薬剤費を低減、また、ジェネリック医薬品は、医療費削減にも貢献している。

2006年時の国民医療費内の薬剤費は約7兆円を占めており、先発医薬品をジェネリック医薬品に置き換えることで、約1兆円の費用削減効果があるとの試算もある。

後発医薬品の普及は、アメリカ合衆国・ドイツ・イギリス・フランスなど、各先進国で進んでいる。その普及率はアメリカ91%、ドイツ82%、イギリス73%、フランス62%と、いずれも60%を超えている。

参考文献

Wikipedia

マイラン製薬

http://www.mylan.co.jp/ja-jp/businesses/generic-products/why-generics

3大D治療薬が効かない件について

今まで効いていたED治療薬が効かくなくなった、試しに他のED治療薬を飲んでも効かないと言われる方の殆どは加齢による影響が大です。

この様な方にはミューズ(MUSE)が良いようです。

ミューズは男性の勃起不全治療の薬で、小さな錠剤(ペレット)で、有効成分はアルプロスタジル(alprostadil)です。性交渉の直前に陰茎の先(尿道)から挿入します。

ミューズは勃起不全の有効な治療選択肢で、多くの男性に使用されており、います。この薬を使うにあたって大事なことは、効果的な勃起をもたらすのに適切なMUSEの用量を選択すること重要です、より満足のいく勃起を得るために、他の治療選択肢の補助療法としても使用することができます。

ミューズによく見られる副作用として、最もよく見られる症状は、尿道を通じてこの薬剤を服用した後の陰茎部の灼熱感です。

この副作用は危険なものではなく、通常、数時間経てば回復します。

又、持続勃起症、つまり4時間以上勃起が続く症状も、比較的稀な副作用のひとつですが、4時間以上勃起が続く場合は医師へ診療を受けた方が良いでしょう。

ミューズは多くの男性に有効ですが、あらゆる人に効くというわけではありません。勃起不全の原因も様々ですので、全ての人に効果のある治療は実際ほとんどありません。勃起不全治療を開始する前に診察を受け勃起不全の原因を調べることをお薦めします。

経口薬であるバイアグラ(Viagra)、シアリス(Cialis)、レビトラ(Levitra)が十分に効かない男性は、ミューズのような非経口薬との併用も可能です。

ミューズの服用方法は一度使用したら次の服用まで24時間間隔を空け、週3回以上使うことは出来ません。

ミューズ坐薬は米粒大の大きさで、プラスチックのアプリケーターを用いて尿道から挿入します。挿入後直ぐに排尿すると尿と一緒に薬も排出される為、使用前に必ず排尿しておくことが重要です。

挿入時に違和感がある方は潤滑ジェリーや水などで滑りやすくさせると不快感を減らすことが出来るかもしれません。

挿入後、若干の痛みがあっても、指の間で陰茎を転がすとその感覚はすぐになくなります。優しくマッサージして、立ったり、歩き回ったりすることで薬の成分が広がりより効果的になります。

又、経口薬(バイアグラ、レビトラ、シアリス)が効かないし、ミューズも今一効かない場合は手術不要の最終手段であるICI療法をお勧めします。

これは陰茎の海綿体組織に直接薬を注射方法で手術不要の最終手段とも言えます。

勃起障害(ED)は男性のみならずカップルの性的満足をも障害する重大な疾患です。バイアグラ、レビトラ、シアリスはいずれも内服薬ですが、約30%の人には効果が認められず、一部他の薬を常用している方は内服出来せん。

プロスタグランジンE1(PGE1)は、ED患者において海外では広く使用されている薬であり、世界80カ国以上において、陰茎海綿体自己注射(Intracavernous injection: ICI therapy)が承認されています。

しかし日本では、患者さん自身での陰茎海綿体に薬剤を自己注射することは認められておりませんでしたが、最近プロスタグランジンの陰茎海綿体への自己注射が帝京大学泌尿器科の治療法において可能になりました。

この薬は、1アンプル中にプロスタグランディンE 1(生体内にある物質で血管を広げる作用などがあります)が20μg含まれています。この薬を性交直前に適切量を、取扱説明書に記載したとおりに陰茎内に自己注射すれば良いのですが、現在はまだ限られた病院のみで治療を受ける事が合出来ます。

現時点「ICI療法」は、もっとも有効なED治療法とされています。

バイアグラやレビトラが世界的に見ても一番多く使われている治療方法ですが、効果が70%~80% にとどまり、ED患者の少なからずその恩恵にあずかれない方々もおられます。又、これらの経口薬は副作用が出る恐れがあるため、高血圧症や心臓病の方には服用が難しく、ED治療そのものをあきらめていた方も多いと考えます。

そこで注目されているのが副作用が無く安全な「ICI療法」で持病にも影響を与えることなく、勃起不全を解消することができるもっとも有効なED治療法です。

重度のED患者でも98% の方には効果が得られたという、ED治療薬の最後の砦と言っても良いでしょう。

しかし、日本では厚生労働省の正式な認可がおりていない治療法のため、使用に関しては自己責任になります。

世界80カ国以上で認可されていますし、日本の泌尿器科学会でもICIをED治療法として推奨していますので、安全面の信頼性は高いと言えるでしょう。

参考文献

http://male-urology.jp/sexual_dysfunction/prostaglandin/

 

マスターベーションとEDについて

*オナニーでしか勃起しないオナニーEDとは

EDには様々な要因があり、その一つがオナニーでしか勃起や射精をしないというような症状をお持ちの方はオナニーEDと呼ばれています。

オナニーEDの症状は、オナニーでは勃起し、射精も出来るにも関わらず、女性を相手にすると正常に勃起しない、或いは勃起してもすぐ萎えてしまうといった症状があげられます。

このオナニーEDは習慣性があり、刺激の種類や嗜好など、特定の状況下でしか勃起できないことから、心因性EDのひとつであるとも考えられているようです。

又、女性の膣で射精することが出来ないことから、膣内射精障害であるともいわれています。

*オナニーにより強い刺激がないと勃起しなくなる

過度にオナニーをするとEDになる、という噂を聞いたことがあると思います。実際オナニーをすると必ずEDになるという事ではありませんが、EDの原因の一つであることは明らかです。

*それでは、オナニーが何故EDの原因となるか。

オナニーは自慰行為であり、自分で自分の性器に刺激を与えますので一番気持ちの良い方法を知っていますので、射精へと至る事が出来ます。

しかし、相手がいるSEXでは一番気持ちの良い方法をしてくれない、頼みにくい等や先ず相手を気持ちよくさせなければならないと言う使命感が先に立ち自分の快楽どころではなくなり、うまく勃起が出来ず、焦りも伴ってきます。

一方オナニーの方は自分の快楽ポイントを理解した上で刺激を与えることができるため、SEX以上の快楽を感じやすいのです。

つまり、オナニーEDの人は自己中心な性格が多いとも言えます。

また、近年は多様アダルトグッズ(大人のおもちゃ)も販売されていることから、容易に快楽的な刺激を得られることが出来るようになりました。

この様な大人のおもちゃでなれた人は普通のSEXでは物足りなさを感じるようになっていき、やがてEDが引き起こされるという事です。

オナニーEDの予防、又はオナニーEDの症状を悪化させない為には、大人のおもちゃ等による過剰な刺激を与え過ぎないことが肝要です。

弱い刺激でも勃起及び射精が出来る様に心掛けることが、オナニーEDの予防や症状の緩和に繋がります。

オナニーをする際には、性器に与える物理的な刺激を弱くするのはもちろんのこと、現実離れしたアダルト雑誌やAVといった視覚刺激も過度なものは極力避けるようにしましょう。

それでも症状が改善されないという人は、ED治療薬を用いる事も選択肢の一つです。

参考文献

https://www.eastcl.com/ed/about/masturbation/

ビール腹とEDについて

太鼓腹は、ビールのせいじゃない…過食と運動不足が原因であると近年の研究で分かってきました。

ビールを飲むと腹が出る。

ビールだけなら酔わないが、日本酒と一緒(チャンポン)に飲むと酔う。等、お酒にまつわる都市伝説がありますが、腹が出るのは単純にカロリー過剰摂取と悪酔いするのは、アルコール度数や摂取量の問題だと指摘された。

これは大学の研究チームから発表があったようだか、アルコールの種類で腹が出るわけでもなく要は、摂取カロリーが多い為と運動不足の為、腹が出ているということだ。

中高年男女にみられるぽっこりと出たお腹(特に男性)をビールのせいにして来たが、ビールもいらぬ疑いをかけ続けられ迷惑な話である。

しかし、中年太りはメタボの疑いがあり、男女ともに適切な診断を受け、早期治療や生活習慣の改善が必要です。

メタボ:メタボリックシンドロームは健康を侵害する最大の脅威として認識されて来ています。

日本で定義とされているのは、男性はウエスト85㎝以上、女性では90㎝以上の場合、内臓肥満ありと判定され、脂質異常症・血圧高値・空腹時高血糖の3つの異常のうち2つ以上を合併するとメタボリックシンドロームと判定されます。

糖尿病・脂質異常症・高血圧などの生活習慣病は、相互に合併しやすく、肥満、とくに内臓肥満が密接に関わっています。

糖尿病・脂質異常症・高血圧などは動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞などのリスクを数倍に上昇させることがわかっており、だからこそメタボは脅威なのです。

現在、成人の30%ほどの人がメタボと言われており、年々増加傾向をたどっています。

そして、メタボはそれ自身がEDの原因となってしまいます。

メタボの人は、メタボでない人と比べると約2倍のED患者がいることがわかっています。

そして、ED患者の40%は実はメタボが原因ではないかといわれているのです。

では、どうしてメタボがEDを引き起こすのでしょうか?

勃起には血流量が重要ですが、なにも血管の問題だけではなく、実は、メタボは、男性ホルモン(テストステロン)を含め、様々なホルモンの異常を引き起こします。

ホルモンの異常分泌により、低テストステロン症(男性ホルモンが低下する状態、男性更年期障害)が、血管の問題とともに、EDを招く重要なメカニズムであると考えられています。

さらに、炎症と関係のあるタンパク質であるサイトカインも体内に蓄積します。

それが、EDを引き起こす原因となるのです。

これらの治療については、皆様よくご存じのPDE5阻害薬であるバイアグラ・レビトラ・シアリスといった薬が用いられますが、それ以外にもホルモンを刺激する薬や、食欲を抑制する薬、栄養吸収を阻害する薬も効果があるとされていますが、安易に服用すると必要な栄養素まで吸収できなくなるので要注意です。

薬だけではなく、血糖値を上昇させないような食事療法、運動療法なども効果があるので、先ずは日常出来る事から実践しメタボ>EDの予防をすることが大切です。

参考文献

出っ腹、ビールのせいじゃない…過食と運動不足

イチョウの葉とEDについて

紅葉のシーズンには黄色く色づき、葉が落ちるときは蝶が舞っている様でもあるイチョウ(銀杏)日常私たちはぎんなん(銀杏の実)を炒ったり、茶わん蒸しの具材に使うなど実の方は良く親しまれていますが、じつは銀杏の葉は万能な薬として古から用いられている様です。

イチョウの葉のエキスにはアルツハイマー病の改善、疲労の改善、神経障害や勃起不全の改善にも効果があるとされ、漢方薬や西洋文化に数世紀前から取り入れられています。

  • 不安や鬱
  • 統合失調症
  • 脳への不十分な血流
  • 血圧の問題
  • 高山病
  • 勃起不全
  • 喘息
  • 神経障害
  • 月経前症候群
  • 注意欠陥多動障害(ADHD)
  • 黄斑変性

イチョウの葉には抗酸化作用及び抗炎症作用が多く含まれており、これらが病気の改善に効果があると考えられています。血流を上昇させ、脳内の神経伝達物質の働きを良くする役割があるとされています。

イチョウの葉のエキスは最長で6か月間(120㎎/日)の摂取は比較的安全とされていますが、稀にアレルギー反応を引き起こす場合もあり、摂取前には医師へ相談された方が良いようです。

  • 頭痛
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 吐き気
  • 動悸
  • 眩暈
  • 発疹

アレルギー反応としての症状は胃腸の不調、頭痛、めまい、動悸、吐き気や皮膚アレルギー反応が出る方もいます。

又、イチョウの葉のエキスには血糖値を下げる効果も期待されており、糖尿病や低血糖症の方に希望を与えますが、血糖値を下げる他の薬やハーブを摂取している方は医師へ相談された方が良いでしょう。

一部の研究では、イチョウの葉のエキスはアルツハイマー病の進行を遅らせたり、性機能を向上し、末梢動脈への血流を向上する可能性があるとも言われています。勃起不全改善の為にも、イチョウの葉のエキス(サプリメント)を始められると良いでしょう。

参考文献

https://ito-jibika.net/byouki-kaisetsu/2014/09/08/%E3%82%A4%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6%E8%91%89%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/