2017/07/04

ED治療薬の取り扱い疑問点

日本国内でバイアグラを処方無しで送ってもらえるのですか?

日本国内で郵送はできません。日本の医療機関・クリニックで提供しているED治療薬は医師の診察が必要な処方箋医薬品です。処方箋医薬品とは、医師が対面・診察をしなければ処方できない医薬品になります(日本・医師法20条)。郵送での処方は診察をしていない為に医師法に抵触してしまいます。

■バイアグラは1日100mg以上摂取しても問題ない?

バイアグラ錠の日本国内治療薬は主成分(クエン酸シルデナフィル)の摂取量1錠当たり50mgまでしか処方されていません。また海外製品(個人輸入などで入手)のバイアグラも上限100mgとなっており、100mg以上の服用は禁じられています。100mg以上の服用は強い副作用を伴う可能性が高く、重度の場合頭痛や吐き気、立ち眩みが発症してしまいます。また急激な血圧低下をから身体・特に心臓への負担が強くなります。他のED治療薬におきましてはシアリスの有効主成分(タダラフィル)の1日の摂取上限は20mg、レビトラの有効主成分(バルデナフィル塩酸塩水和物)も20mgまでとなっています。効果があまり感じられない場合には医師に相談してその他の原因を探す必要があります。安易に服用量を増やすのではなく、生活習慣や服用方法を見直すことで効果が改善されます。効果があまりない大きな原因は飲食に関係します。ED治療薬服用と同時に食事やアルコールを摂取してしまうと食品などに含まれている油膜やアルコールによる血流の乱れにより薬効成分の消化吸収が妨げられてしまい効果が出づらくなってしまいます。

■ED治療専門の医療機関・クリニックの医師・スタッフは女性もいるのですか?

女性医療従事者がいる医療機関もあります。またED治療の医療機関によっては男性だけのスタッフ構成で治療がおこなわれているところもあります。ED治療者の中には女性がいると緊張してしまい、通院しにくいと考える方もいるようです。また医師やスタッフが女性の場合には症状を恥ずかしくて正直に話す・問診票に記載がしづらいという声も聞かれるそうです。そのため男性特有の疾患(ED)の為に男性が緊張しないようにまた正直に症状を申告してもらうように男性だけで構成された医療機関も存在します。EDなどの男性特有の疾患に特化した医療機関では予約不要ですぐに薬を処方してくれるところも多く、かかる費用は薬代のみといったところも増えてきています。加えて初診料・再診料は無料で行っています。相談のみになった場合は費用を請求・徴収しない医療機関もあります。

■ED(勃起不全)治療薬は高齢者(70歳以上)の服用はできないのですか?

ED(勃起不全)治療薬年齢の上限はありません。日々の生活における健康状態に障害がなければ成人男性はどなたでも服用が可能です。年齢によりED症状が進行しているケースが多いですが医師の診断・アドバイスを受けて個人の服用量にあわせた摂取を心がけていけばいくつになっても性行為が可能な状態になります。しかし高齢により心疾患や前立腺に問題がありますと効果が無いばかりか副作用で重篤な症状を引き起こす場合もあります。医師からその他治療薬を処方されている場合には一度ED専門医に相談をして併用可能であるかまた服用の際の注意などをしっかりと聞き併用による弊害が起きないように気をつけなければなりません。またニトログリセリンなどのED治療薬との併用禁忌薬は決して服用せずに医師の診断をうけましょう。最近は心臓病の治療薬も種類が増え、ED治療に対応できるような治療薬も出てきているようです。最初から心臓病を患っている場合ED治療はできないと考えるのではなく解決策をさがしていく方がよいと思われます。