2017/06/06

PDE阻害剤が心臓病のリスク軽減につながる可能性

ある研究者たちがPDE5阻害剤について心臓病との関係性を研究しました。

バイアグラ、シアリス、レビトラなどの勃起不全治療薬を使っている人は、心臓発作のリスクを軽減できる可能性があるとある研究者が言いました。

調査の結果PDE5阻害剤を含むこれらの勃起不全治療薬は心臓発作後の死亡リスクや心不全などのリスクを低減する効果が見られました。

PDE5阻害剤を含む薬を服用しているグループとPDE5阻害剤を含む薬を服用していないグループを作り身体検査を行った結果、PDF5阻害剤を含む薬を服用しているグループは心臓発作を起こしてから3年以内の死亡リスクが約33%も低下したことが分かりました。

またこれらは服用容量を増やすとさらに効果があったといいますが、研究の規模からみて使用容量と効果の間には明確な関係を示すにはまだ十分ではないと警告されました。

もともと血圧を下げるこれらのPDE5阻害剤は心臓に負担をかけるため死亡リスクを少なからず増加させるものだと考えられていました。

バイアグラ(シルデナフィル)、シアリス(タダラフィル)、レビトラ(バルデナフィル)などのPDE5阻害剤は、血管を拡張させ、陰茎への血流を改善し、勃起を促し、勃起を維持させる働きがあります。

研究者はここ数年で心臓発作を起こした43,000人以上のスウェーデンの男性を特定し診断記録などを参考に服用している薬などを調査しました。

勃起不全治療薬を処方されている男性の約7%のうち、10人中9人以上がこの薬を使用したといいます。

研究者は3年間ほど彼らの健康状態を観察しPDE5阻害剤が心臓にどのように影響するかを調べました。PDE5阻害剤を服用すると、心臓発作後の死亡リスクは減少しさらに再発の危険性なども減少したといいます。

バイアグラ(シルデナフィル)、シアリス(タダラフィル)、レビトラ(バルデナフィル)などの薬は心臓発作などのリスクに対して効果があったと研究結果は出ていますが、多くの研究者は直接的な因果関係は証明できないと言っています。

勃起不全治療薬を服用せず性生活に積極的ではない人に比べて、より積極的な性生活を送っている人の方が健康につながるからではないかとも言われています。

いずれにせよ心臓病を患っている人にPDE5阻害剤を処方箋として出すにはまだ十分な証拠がないとのことです。