2017/07/07

ED原因追及と治療薬の特徴分析

■年齢が進むにつれ勃起しづらくなったのですが老化現象以外にも何か原因ありますか?

老化は人間すべてに起こる現象で生きている限り進むので男性はいずれEDになります。しかしながら近年・現代社会においては自然な老化現象のED以外にも社会環境の大きな変化によりストレスの増大、食事の栄養不足・栄養過多、高カロリーなど生活習慣病が原因になりえます。また欧米化した食文化に影響された肥満や運動不足も大きく関わってきます。加えて生活習慣病の治療に伴う治療薬の副作用も大きな問題となっています。EDは原因により器質性ED・心因性ED・薬剤性EDと分かれており、また複合したケースも昨今では見受けられます(例えば薬剤性EDと心因性EDの複合型)。EDには様々な要因があり、治療法も非常に多くあります。治療には早期発見と専門家の適切な処置が重要になります。もっとも気をつけなければならない事は独自の判断で症状を診断し、誤ったED治療薬の服用をすることによって症状が改善しないばかりか副作用の影響などで重篤な被害が起きてしまうことがあります。現在ED治療の専門医には多くの症例を処置している実績がありますので過度な心配や不安を持つことなく医療機関・クリニックのカウンセリングを受けることを推奨いたします。

■EDの薬は色々あるけれどバイアグラは日本で認められているの?

日本の医療機関・クリニックで処方されているクエン酸シルデナフィル・バイアグラは日本厚生労働省の認可がおりたED(勃起不全)治療薬になります。有効主成分クエン酸シルデナフィルの含有量は25mgと50mgのものがあります。薬局などで販売している一般市販薬ではなく必ず医師の診断が必要な処方箋医薬品になります。また薬価基準未収載の医薬品のため保険適用外の医薬品の為、自費治療・自費処方となります。しかしながら現在は処方薬も比較的購入しやすくなっており、ジェネリック医薬品も普及してきたため安価な処方薬を利用することができるようになりました。診察料も処方薬のみでカウンセリング無料といったクリニックも多くあり、特別な処置や医療器具を使用することもなく比較的短時間で診察は完了します。職場の休憩時間・仕事後でも気軽に立ち寄れるような環境を医療機関・クリニックは作っており、プライバシーを守る配慮も工夫されています。また女性スタッフ・女性医師がいると思うように症状を伝えることができないED治療者の為に男性スタッフ・男性医師で構成している医療機関・クリニックも多く運営しています。

■クエン酸シルデナフィルというのはED治療の専門医薬成分でバイアグラにしか使われていないのですか?

バイアグラの有効主成分はクエン酸シルデナフィルでありますが、バイアグラだけに使用されているわけではありません。クエン酸シルデナフィルは血管拡張作用があり血流改善を促す効果があるため肺動脈性肺高血圧症の治療薬としても適用されています。有名なところではバイアグラと同じファイザー製薬から販売されている「レバチオ」という医薬品が開発販売されています。すでに日本厚労省から認可されており発売されています。レバチオは、医師の処方箋治療薬として普及しており、シルデナフィルクエン酸塩28.090mg中、シルデナフィルを20mg含んでいます。また服用量は1日3回です。もしED治療薬との併用を考えるのであれば必ず主治医への相談・診察を受けることが必要となります。シルデナフィルは血流改善を促す長所と顔のほてり・頭痛などの副作用も起こりやすい医薬品になります。過剰摂取は重篤な症状を引き起こす可能性がありますので使用には十分な注意が必要となります。元々クエン酸シルデナフィルは狭心症薬として研究開発された医薬成分で偶然勃起不全の効果があったためバイアグラが生まれたのです。