2017/10/18

疾病とEDとの関連について②

  • 高血圧症とEDとの関連性

高血圧症とは心臓から送られる血液が血管(動脈)内壁を押す力が一定以上に高い症状を指します。

高血圧症は心臓や血管をはじめ、身体のあらゆる臓器に障害をもたらします。

ペニスに大量の血液が流れる込むことで、海綿体に血液が充満し勃起します。

高血圧⇒心臓に過度の負担⇒血管にストレスがかかる⇒血管の内壁損傷による硬化⇒血流の悪化⇒海綿体への血流減少⇒EDの発症(ペニスの組織の損傷に至る事もある)

  • 心臓病とEDとの関連性

心臓病の中で狭心症、心筋梗塞等の「虚血性心疾患」を患っている方はEDを発症する可能性が極めて高いです。

心臓機能低下⇒体力低下⇒性行為で体力が持たず、ロングプレイが出来ない。という場合と心臓機能低下⇒血流減少⇒海綿体への血流が不十分⇒ED発症と言う場合がある。

逆にEDを発症した場合、心臓病も疑う必要があると言えます。

  • 泌尿器とEDとの関連性

泌尿器系でEDとの関係が特にあるのが、前立腺の病気と包茎と言えます。

前立腺肥大は内側の部分が腫大(前立腺腺腫)する病気で40歳以上男性8人に1人、実に日本全国で800万人以上の患者がいます。

原因は加齢、食生活、血行不良、ホルモンバランスの乱れ、頻繁な性行為、等と言われています。

又、高血圧、高血糖、肥満、脂質異常症やメタボ症候群との関連もあるようです。

包茎の方は物理的なEDを起こすタイプと精神的なストレスから来る場合とがあります。

包茎は大きく分けると仮性包茎と真性包茎に大別出来ますが、真性包茎は気頭部が露出せず十分な性的感覚を得られず、性行為そのものが困難です。

精神的な見地からすると包茎の人は全般的にコンプレックスを抱え「好きな人に嫌がられたらどうしょう」と言う気持ちが働きリラックスした気持ちでの性行為が困難な状況に陥りやしぃです。

真性包茎の人は出来るだけ早い時期に医師での適切な治療が必要です。

  • 動脈硬化とEDとの関連性

陰茎の動脈は1~2㎜と他の動脈より狭く、動脈硬化が起きると一番に詰まりやすく、

陰茎の動脈がつまると勃起不全(ED)が引き起こされる。

心臓から体全身へと血液を送り出す動脈は弾力性があり、それ自体ポンプの働きもしています。

加齢、喫煙、高血圧の為に血管の壁が硬くなり、動脈のポンプ機能が失われ、血管の壁に大きな負担をかけるので高血圧、更には動脈硬化に進行する。

又、コレステロールも溜りやすくなり、血流障害を引き起こす。

動脈硬化を引き起こす危険因子が喫煙と糖尿病です。

喫煙は酸化ストレス、動脈硬化は糖化ストレスとして動脈硬化に拍車をかける。

糖尿病の三大合併症になる人は全体の約5割、全身に広がっている神経は大きく3つに分けられる。

運動神経、感覚神経、自律神経、この中で自立神経に障害が出ると排尿障害や勃起障害(ED)に繋がります。

EDの症状が出ている場合、将来的に心筋梗塞、脳梗塞等の症状が現れる可能性があるので注意が必要です。