2017/06/05

ED治療相談

■ED治療に抵抗感

ED(勃起不全)は昨今社会的な認知度も高くなり、医療機関で治療することができるようになった事が周知されてきました。EDは成人男性個人だけの問題ではなく家庭を持ち、パートナーとの愛情を深めるコミュニケーションや子作りといった社会的な営みとしても注視されている疾患・症状なのです。男性自身も今後性行為が可能かまたは治療はできるのかは非常に心配する事象であり、専門の医療機関で検査・診察してもらうことは必要であることは認識しています。しかし男性の中の多くに医療機関でED(勃起不全)の治療で通院するのに非常に抵抗感を持っている人達がいます。一言で言えば「恥ずかしい」ということになりますが事実は少し複雑です。一般的には自分が高齢だから下半身(シモ)の問題は他人に話すことは年甲斐もない、いい年齢して下半身の相談はできないといった気質が特に年齢が進んだ高齢の方に見受けられます。確かに昔から泌尿器科はありましたがED相談は少なくかつEDクリニックはここ10年くらいから開院され街中に見受けられるようになりました。しかし問題は過去には無かった新しい医療機関に抵抗を持つ人が高齢の方には多くいる事が挙げられます。

■若年層のED相談

EDが認知され始めてから大きな特徴として勃起不全症は加齢によるものだけではなく20代から30代の成人男性にも見受けられることがわかりました。しかしこの年齢層もED治療においては積極的ではないことがわかりました。 ED治療のクリニックは街中に多く見受けられるようになりました。設備もキレイで人目に見られないように通院しやすく配慮してあり、診療時間も夜遅くまで(仕事後にも通える時間帯)おこなっています。男性に抵抗感を与えない環境づくりを進めてはおりますが、アンケートによれば受け付けの看護師が女性である、また医師も女性である場合自身の症状を正直に話すことに抵抗があると答えた方が非常に多くおりました。特に性への衝動(性欲)が高い若年層の男性は異性への気恥ずかしさが強く表れる傾向があるようです。また自身を若年層EDと認めたくないという心理も働き積極的に治療する(EDに向き合う)といったことができないのです。クリニック等の医療機関に所属する関係者は男性女性問わず何年も医療に携わっている専門家です。患者がEDの事を言いづらい、恥ずかしいといった心情である事は周知の事実です。その為積極的に治療に関わることは不安や心配を取り除き充実した生活を営めることになります。

■医療機関の現状と工夫

都心部のED(勃起不全)治療の専門医療機関に比べ地方の医療機関は数も少ないのが現状です。地方在住のED治療者の方は治療にするにあたりほぼ決められた医療機関に通院することが一般的になりますが、通院をためらう人は多いようです。これは前述の医療関係者が女性といった場合の理由ありますが、最も抵抗感を生んでしまう理由は通院しているまわりの患者同士が顔見知りである可能性が非常に高いという事です。知人に知られる、病院に入っていったところを見られやすいと言った理由から近所の医療機関には通いづらいといった現象が起きるのです。その為最近では都心部での医療機関数を増やし遠方からの患者さんに対して治療・診断がしやすいように配慮しています。また地方の医療機関でも事前に電話で予約をとり、他の患者と会わないように配慮し、インターネットを利用してアンケート形式で症状を事前に記入、プリントアウトしてクリニックで渡すだけですぐに診察が受けられるように工夫されています。最近では携帯電話サイトを利用して診察内容をあらかじめ入力して窓口・受付にデータとして渡すだけで対応してくれる医療機関も出てきました。

医療機関ではED治療者ができるだけ抵抗感が無く早い段階で治療ができるように日々対応しているのです。