2017/08/25

EDの現代事情

■ストレスの重要性

EDに発症原因として非常に多いものがストレスと言われて長年経っておりますが、事態は非常に深刻になっています。高ストレス社会とメディアなどで大きく取り上げられている現代社会ですが、精神的原因が各方面で支障を起こしている話題は昨今途切れることがありませせん。性行為においても若年性ED(勃起不全)は年々顕著に表れており、原因も複雑になってきています。ED自覚のある成人男性に聞き込み調査を行った結果現代社会のEDにおける現状と今後の傾向が浮き彫りになってきました。非常に特筆すべき内容としては仕事におけるストレスがED発症の大きな要因となっていることであり、しかも年々増加傾向するだけでなく複雑化している点が大きな問題となっています。

ED(勃起不全)の原因(複数回答)をアンケート調査によって行ったところ7割以上にも上る男性がストレスであると回答する結果がでました。また4割以上が年齢進行すなわち加齢が原因ではないかと考える男性が見られました。続いては睡眠不足が3割近くをしめていました。昨今の睡眠障害の事例が多くとりただされていますが現代社会では非常に問題となっています。

ストレスにおいては非常に複雑化しており、原因調査を行ったところ最も多いものは会社(仕事・人間関係)と回答したのは4割以上にも上り社会問題ともなっている長時間労働、超過業務、雇用形態の変化、社会の先行き不安など将来的な展望も踏まえた大きな不安感が起因していると考えられています。続いては自信の無さと答えた男性が四分の一以上もいました。これはすべてに関係してきますが、前述の仕事のストレスや失敗、悩みなどが自分自身を否定してしまい、自信喪失してしまうといったことが起きてしまいます。加えて女性パートナーとの関係(夫婦関係・恋人関係)が大きくストレスになっていると答えた割合は1割も占めました。

■EDに対する当事者意識

上記のストレスにおける発症したED(勃起不全)ですが男性本人は現状にどのような意識感情をもっているのか調査してみました。調査対象者の約1割がとてもつらいと回答していました。加えて強くは意識していないがやはりつらいと考える男性が約4割も占めたことは特筆されるべき結果となりました。勃起が起こらない事により性行為自体を楽しめない、パートナーとの関係(男性として見てもらえなくなるのではないか・心配をかけてしまうのではないかといった心配)、今後の自分自身の身体に対しての不安(病気)が漠然と危機感として浮かんでくるといった諸事情が見て取られました。また夫婦の間では今後子供を作る、ことに対して大きな支障が起きるのではないかといった家庭問題にまで発展してしまいます。子供ができない事における問題は夫婦関係だけではなく双方の両親への気遣い(孫の存在)があり親族全体にまで影響が及ぶと考えることがまたストレスの原因になっていると考えられています。

■治療法の実状

ED(勃起不全)の治療としてどのような処置を行っているかという実態調査を行ったところ最も多かった回答は病院・専門クリニックで処方されるED治療薬を服用するが3割以上にもなりました。医師のカウンセリングも受けられ適量で安心安全な認可の下りたED(勃起不全)治療薬を使用していました。次にほぼ同数の割合がインターネット通販などの個人輸入で入手した海外製品のED治療薬の使用が多く見られました。これは日本の医療機関で処方された治療薬は1錠当たり1500円前後と高額であり、含有主成分量が海外製品に比べて少ないといった原因が挙げられます。医療機関で処方していた治療者が使用方法を体得して、その後価格の安い海外製品の個人輸入に切り替える傾向が見受けられます。