2017/08/24

勃起不全とアルコール

バイアグラは男性の勃起不全を治療する処方薬です。ムードを作るためには部屋を少し薄暗くしたりクラシックを流したりワインを飲んだりとありますが、バイアグラはお酒に強くないことを覚えておいてください。

少量のお酒ならあまり効果に差は現れませんが、大量のお酒の摂取はバイアグラの効果が出にくくする可能性があります。

▪バイアグラとアルコール

少量のアルコールを摂取するのは緊張の緩和などにも役に立ちますし、バイアグラの効果にもそれほど影響を及ぼすことはないでしょう。

アルコールを摂取した後にバイアグラを飲むことで副作用が強くなるという研究結果はありません。しかしバイアグラの効果を弱めてしまう可能性はあるでしょう。

ある医師が言うにはバイアグラの効果をしっかりと実感するためには空腹状態でお酒を飲んでいない状態が一番良いと言っています。

アルコールそのものが勃起不全と関係なく男性の勃起力を弱めてしまいます。

▪アルコールの影響

・アルコールとED

ある大学の研究者は25年間にわたりアルコールが男性の生殖器に与える影響について研究してきました。アルコールの摂取はバイアグラなどの勃起不全治療薬との併用が良くないのは分かっていました。研究者はそもそもアルコール自体が一時的な勃起障害を引き起こす可能性のあるものだと言っています。

・テストステロンとエストロゲンに対する影響

一時的な飲酒やアルコール依存症はテストステロンとエストロゲンのレベルに影響を与える可能性があります。

テストステロンは勃起作用に大きく関係しており、これが減少すると勃起不全を引き起こす可能性が高くなります。また性器の発達や精子を作り出すことにも使われるホルモンです。

エストロゲンは女性ホルモンですが、男性の体でも見られるホルモンの一つです。あなたが男性の場合アルコールを摂取するとテストステロンが減少しエストロゲンが増加する可能性があります。これにより男性的な一面に障害を及ぼす可能性があります。

・睾丸への影響

アルコールは睾丸に対して有害です。長時間にわたりアルコールを摂取し続けると睾丸の収縮を引き起こす可能性があります。これにより精子の量と質を低下させてしまう可能性があります。

・前立腺への影響

いくつかの情報によるとアルコールを慢性的に摂取することで前立腺炎を引き起こす可能性があります。症状としては陰茎付近の腫れ、痛み、排尿の問題などがあります。また前立腺炎は勃起不全を引き起こす可能性もあります。