2017/05/26

勃起不全を引き起こす病気

勃起不全は軽く見られる病気ではありませんが、命を脅かすほどの病気ではありません。
実際に男性は生きるために性行為を必要とはしません。ですが勃起不全はいくつかの重篤な病気を示すサインになる可能性はあります。

正常な勃起ができるからといって必ずしも健康状態がいいわけではありませんが、勃起不全の症状がある場合、何か体に不具合が起きているという警告であることは間違いありません。

勃起不全の治療について、医師は心臓病を最も心配します。勃起不全の男性は陰茎へ正常に血液が流れていない状態である場合がほとんどです。

心臓病に使われる薬は、勃起不全の治療に使う薬と似た効果を持っており両者ともに血流を良くします。
結果的にこれらの薬を併用すると血流が良くなりすぎてしまい心臓により負担をかけてしまい危険です。

勃起は、陰茎への正常な血流が大事です。勃起の間、陰茎の血管は勃起を正常に行うために血液を流し続け充満させます。

その為血管に影響を及ぼす多くの疾患は、陰茎への血流を妨げ勃起不全を引き起こす可能性があります。アテローム性動脈硬化症(動脈硬化)や高血圧は、陰茎への正常な血流を妨げ勃起に影響を及ぼします。

また勃起不全を誘発するいくつかの薬があります。
例えば高血圧を治療するために使われる薬やうつ病を治療するための薬は勃起不全を起こす可能性があります。

勃起不全の治療を行う際は自分の体の状況を医師に診察してもらい、アドバイスをもらったうえで治療法を決めると良いです。

▪テストテロン(男性ホルモンの一種)の減少

健康な血液循環に加えて、テストステロンは勃起および性行為のために重要です。勃起不全の男性は、テストステロンの分泌量が少ないかもしれません。

多くのホルモンを作る下垂体の問題など、様々なことがテストステロンの分泌を減少させる可能性があります。

甲状腺異常、肝臓の疾患、精巣内の異常などがあります。あなたが正常な勃起を得ることができない場合は、あなたの体のテストステロンの生産に問題を引き起こしている可能性があります。

しかし、一般的にはテストステロン減少の原因は老化にあると言われています。

もしテストステロンの減少が原因で勃起不全が起きている場合、テストステロンの補充治療で症状を改善することができます

▪神経障害

手や足などの動きが脳からの信号によって行われているのと同様に、勃起もの殻の信号によって行われます。勃起不全は脳からの信号が正常に陰茎に到達していない場合でも起きます。

勃起不全は糖尿病などの兆候でもあり血糖値が正常でない方は神経障害を引き起こし手足のような四肢の神経が損傷することがよくあります。同時に性器も影響を受ける可能性があるのです。

ある研究によると、糖尿病の約半数は何らかの神経障害を引き起こしているといわれています。
主に太りすぎや高血圧の方が神経障害を引き起こしやすいです。

その他にも糖尿病以外に神経系に影響を及ぼし正常な勃起を行えなくなる原因があります。

勃起不全を抱えるHIV患者の多くは神経障害によるものだと言われています。
HIVは神経障害を引き起こし、治療に使用される抗ウイルス剤自体も神経障害を引き起こすようです。

また多発性硬化症や脊髄損傷も、勃起不全を引き起こす可能性のある神経系の疾患ですが、どちらの疾患も主要な症状に勃起不全はありません。

時には、中枢神経系を麻痺させるアルコールや薬物をよく摂る男性は、勃起不全になることがあります。